ゆず「もうすぐ30才」

bddc8dc5.jpg暗い話題が続いたので明るい話題を。先日ゆずのニューアルバムが発売されました。タイトルは『リボン』です。タイトルからしてゆずらしくて良い

ゆずと僕は同い年、同学年です。そんな我々のための歌「もうすぐ30才」をはじめ、良い曲ばかりです。全曲とも好きになりました。ゆずの中でもかなりの良い出来(僕にとって)です。

僕は29歳の男として、同じ29歳のゆずの2人がどういう気持ちで30歳を迎えようとしているのかにとても興味を持ちました。そこでおよそ10年ぶりに「CDでーた」なる雑誌を買いました!「20代を振り返る」なんてインタビューが載っていたからです。しかもゆずの特大ポスターまでついてる(笑)。この特大ポスターは捨てました。だってもうすぐ30才だし(笑)。

��0歳を迎えるにあたっての気持ちは僕もゆずの2人も同じものでした。僕はもう去年あたりから「すでに30歳になった気持ちでの生活」をしていましたが、ゆずの2人もすでに30歳の自覚を持って生活しているそうです。実際にはあと数ヶ月ほど猶予はあるのですが、そんな猶予のことは忘れて「もう30歳だもん」という気持ちでいるということです。「ありゃー、もうすぐ30歳になっちゃう~!」ってな気持ちはほとんどありません。

そんなこんなでゆずの歌は僕にとってとても素直な気持ちできけるものになっています。生き方や環境は全くもって違うわけなんだけど、心の底で思ってること(世の中に対する期待やあきらめ、自分に対する期待やあきらめ、とか)はとても似ているように思えます。

で、アルバムなんですが今のところ最後の2曲「一っ端」「女神」と、先ほどの「もうすぐ30才」が特に気に入っています。「一っ端」は"いっぱし"と読みます。ハーモニカ&ギターから始まる典型的な岩沢作品。裏では北川がタンバリンを叩いています。歌詞を引用するのってなんだか中学生みたいで恥ずかしいですが、こんな歌詞があります。いずれもサビの部分

退屈なわけじゃない まかり間違ったって誰かのマネはしない
だいぶ慣れただろう? 作り笑いで生きる事の素晴らしさを

くだらない閃きをいつまでも大事にしていきたいもんんだ
やがて気付くだろう 昔のように笑えている自分に
一っ端に思い出し笑いなんかしてさ


うーん、ストレートで良いですよね。

それから「女神」という曲ですが、これはもう北川のボーカルが素晴らしい!もともと北川は岩沢に比べると歌が上手くない、上手くないんだけど味がある、という風に思っていたのですが、この曲での北川のボーカルはもう上手いし、味があるし、素晴らしい。後々になって北川のベスト・ボーカルと評されるのではないだろうか、だなんて偉そうに思っていたりします。結婚した昔の友達の女の子が妊娠している姿を見て感動した、って歌です。

これ以外も曲も全曲良いです。ただ不思議なのは、女子高生とかはこのアルバム聞いてどう思うのかなということ。そりゃ楽しい曲とかもあるけど、なかなか共感ってとこにはいかないと思うんだけどな。でも何かしら伝わっちゃうところがゆずのすごいところなのかも知れません。

写真は『リボン』と得意の(笑)ブラッディマリー。狙って写真を撮ろうとすると、なかなか上手く撮れないね、という感じが良く出てます(笑)。


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